オウンドメディアを制作したいと思っているなら、日本でのシェア率が圧倒的に高い「WordPress(ワードプレス)」を選ぶのがおすすめです。
WordPressとは「コンテンツマネジメントシステム」の1つです。
WordPressなどのコンテンツマネジメントシステムを使わない場合、HTMLやCSS、PHPなどと行ったプログラミング技術を駆使して、ゼロから記事の投稿、ホームページのデザインをする必要があります。
一方でWordPressを利用すれば、ホームページを制作するための投稿画面や、サイト全体のデザインを簡単に編集することができるようになります。
▼ この記事でわかること
- WordPressでオウンドメディアを作る方法
- WordPressを取り入れるときのポイント
- オウンドメディア運営のコツ
この記事では
「オウンドメディアを作りたい」
「オウンドメディアを作った後にも気軽に編集していきたい」
という方に向けて、WordPressでオウンドメディアを作る方法を手順でお伝えします。
目次
オウンドメディア制作ならWordPress!作り方を手順で説明
それではオウンドメディアの制作手順をステップごとに解説していきます。
大きく分けると以下の7ステップになります。
- 制作目的を明確にする
- 全体の構造を具体的にする
- ドメインを取得する
- レンタルサーバーに契約する
- WordPressをインストールする
- サイト制作をしていく
- SEO対策をする
それぞれ詳しく解説していきます。
オウンドメディア制作手順①:制作目的を明確にする
まずはオウンドメディアを制作する目的を明確にしてみましょう。
制作する目的によって、今後のデザインや投稿内容が変わります。
オウンドメディアを制作する目的が
- 商品を売ること
- 人材確保をすること
- 認知度を上げること
どれなのかを明確にすることで、軸のあるオウンドメディアを制作することができます。
✔目的を曖昧にして制作を始めるのはタブー
一方で、目的のないオウンドメディアを制作してしまう、あるいは目的を絞っていないオウンドメディアを制作してしまうのは危険です。
なぜなら、フワフワとして「何を伝えたいのかがわからないサイト」が出来上がってしまうからです。
制作目的が何なのか、最初にはっきりとさせておきましょう。
オウンドメディア制作手順②:全体の構造を具体的にする
どんなホームページを作りたいのか、イメージを具体的にしてみましょう。
ブログ型にしていくのか、サイト形式にしていくのかでもデザインや構成は大きく変わります。
同業他社を参考にする他、類似ジャンルのオウンドメディアを参考にするのも手です。
とは言え全く同じ構造にしてしまうのは面白くないと感じるかもしれません。
また、丸パクリだと思われてしまうのは、世間体としても良くありません。
訴えられてしまう可能性もあるので、絶対にやめましょう。
✔オウンドメディアの全体構成を決めるコツ
オウンドメディアの全体構成を決めるときには、具体的に取り入れたい内容を書き出しておくとスムーズです。
例えば
- 会社概要
- お問い合わせフォーム
- トップページ
- ブログ記事
- 最新情報
- 商品紹介欄
など、必ず取り入れたいものを具体化し、オウンドメディアのイメージに当てはめていきます。
オウンドメディアでは、見開き1ページだけデザインを決めれば良いわけではありません。
トップページから繋がる細部の情報とデザインまで、しっかりとイメージを作っておくようにしましょう。
オウンドメディア制作手順③:ドメインを取得する
オウンドメディアの全体的な枠が組めたら、ドメインを取得していきましょう。
ドメインとは、オウンドメディアのURLと呼ばれる部分にあたります。
世の中には、〇〇.comや、〇〇.jp、〇〇.netなど、様々なドメインが存在しています。
特にこだわりがない場合には、個人のオウンドメディアなら〇〇.com、企業なら〇〇.jpを利用するのが無難ではありますが、選ばなくてはいけないルールなどは存在しません。
✔無難なドメイン名を選ぶべき理由
なぜ無難なドメインを選ぶと良いかというと、普段から見慣れている人が多く利用者に安心感を与えやすいからです。
例えば〇〇.clubとか、〇〇.ninjaなどユニークなものが利用できることもありますが、あまり見慣れないドメイン名であるため不信感を与えてしまう可能性があります。
特別なこだわりがない場合には、「無難」と呼ばれる、多くのサイトで利用されているドメインを選ぶと良いです。
✔ドメイン名はよく考えてつけよう!
ドメイン名は企業名やオウンドメディアの名前にすると、ユーザーに覚えてもらいやすいためおすすめです。
この時に決めるドメイン名は、サイトを変更するまで使い続けることになっていきます。
途中で変更などはできません。
また、他人にも見られる部分になるので、身バレをしてしまう情報など、公開したくない個人情報をドメイン名に入れるのは避けましょう。
ドメインは一度取得をすると、年に一回の更新をすることになります。
ドメイン名ごとに値段は違いますが、1000円前後であることが多いです。
オウンドメディア制作手順④:レンタルサーバーに契約する
サーバーとは、取得したドメインをインターネット上にアップするために必要な「ネット上の土地」と呼ばれるものです。
家を購入しても、土地がなければ建てることはできませんね。
ネット上では、ドメインが家、サーバーが土地のような役目を持っています。
サーバー会社にも種類があり、それぞれプランが用意されています。
個人の利用と法人の利用で値段設定なども違うため、ご自身の運営するオウンドメディアにぴったりなものを選ぶことをおすすめします。
✔サーバーは今後の運営に重要な部分
サーバーにはコンテンツのデータを保存しておくだけでなく、利用時の安全性まで求められます。
メジャーなものを使っておけば問題はないと考えて良いです。
例えばXserverやさくらサーバーを利用する人は多く、わからないことがあった場合にもネットに答えが乗っていることが多いため、便利です。
しかし、今後オウンドメディアが莫大な量のアクセスを受け付ける予定である場合には、サーバー選びは非常に重要になります。
オウンドメディア制作手順⑤:WordPressをインストールする
お待たせ致しました。
それではWordPressをインストールしていきます。
レンタルサーバーをかりた段階で、インストール準備が完了します。
あとは設定をするだけで簡単に使い始めることができます。
WordPressをインストールすると、早速購入したドメインを検索すると、サイトが開けるようになっていることを確認できるはずです。
✔デザインをする前に内部の設定をしておこう
それでは早速オウンドメディアのデザイン制作をしていきましょう、と言いたいところですが、まずはオウンドメディア内部の準備をしておくことをおすすめします。
オウンドメディアを大きくし始めてからだと、面倒な設定変更などが存在します。
必要な設定については別記事>>「【自作する人向け】WordPressオウンドメディアの作り方!必須SEO対策も解説」で解説しています。
こちらの記事を参考に、オウンドメディアの内部設定を行ってから、こちらの記事に戻ってきて頂けるとスムーズに進むはずです。
オウンドメディア制作手順⑥:サイトを制作していく
オウンドメディアのデザイン部分を編集していきます。
全体感のデザイン変更をして、必要な内容、コンテンツをオウンドメディア内に用意していきます。
WordPressには無料で使えるテーマと、有料のテーマがどちらも非常に充実しています。
オウンドメディアがブログ形式なのであれば、無料テーマでもじゅうぶんな機能が揃っていることが多いです。
有料テーマの場合、無料テーマで手が届かなかった機能が充実しているなど、より使い勝手が良いことや、よりSEOに特化して準備されていることが多いです。
※ SEOについては別記事で詳しくご紹介しています。当記事の書き部分でも簡単に説明をします。
✔よりデザインにこだわるならHTMLなどの知識が必要
サイト形式でホームページを作っていきたい場合、HTMLやCSSなどを利用していく必要があることも多いです。
すでに存在しているテーマを利用すると、どうしても他のサイトと似たようなオウンドメディアが出来上がってしまう傾向にあります。
取り入れる画像や文字などの大きさ変更、グローバルナビ(メニュー部分)の表示方法など、こだわり始めるキリがありません。
しかし、このような作業をすることで、よりオリジナル性があり魅力的なオウンドメディアが出来上がっていきます。
現代では多くのプログラマーたちが、自身のブログなどでHTMLコードをわかりやすく紹介してくれています。
コピー&ペーストをして利用するだけで、自分のオウンドメディアにも反映されるようになるはずです。
色やサイズ感は自分で変更をする必要があるかもしれませんが、自分の力だけで理想のオウンドメディアを制作するのも不可能ではありません。
✔不可能だと感じたらプロに相談するのも手
今までプログラミングを扱ったことがない人にとっては、複雑で頭を抱える結果になってしまうことも多いです。
今まで触ったこともない暗号のような文字を利用する必要があるため、無理もありません。
そのような場合には、はじめからプロに依頼をしてしまうのも手です。
というよりも、可能であればHTMLやPHP、CSSをやたらといじってしまう前に依頼をすることがおすすめです。
なぜなら内部構造がぐちゃぐちゃなサイトは、SEOの評価も低くなってしまいがちだからです。
一度コードが崩されてしまったサイトは、修復にも時間がかかることが多いです。
「自分でサイトデザインを完璧にするのは無理そう」だと感じたら、ホームページを制作するプロに依頼をしてしまうのがおすすめです。
現代では制作会社以外にも、フリーランスなどに気軽に見積もり依頼を出して、提案してもらうことが可能になっています。
このような業者を選ぶ際には、
- SEO知識があるか
- その業界での制作経験があるか
- 要望や意見をしっかりと聞いてくれるか
などのポイントについて意識をしておくと良いです。
オウンドメディア制作手順⑦:SEO対策をする
SEOとはつまり「検索により集客をする」ための対策を意味します。
制作したオウンドメディアは、人が訪れることで「生み出した意味」が生まれるはずです。
ホームページは存在しているけど、誰にも見られなければ意味がないですよね。
SEO対策とは、基本的に「投稿する記事」に施すことで効果を実感できます。
疑問を持ったユーザーがGoogleやYahoo!を利用して検索することで、上位に上がってきた「気になる記事」をクリックします。
開いた記事に求めていた情報がのっていた場合、ユーザーはそのオウンドメディアのファンになったり、紹介されていた商品を購入することにつながります。
オウンドメディアには定期的に記事を投稿することで、その業界に興味のあるユーザーを集客することが可能です。
✔現代ではSNSや動画を使ったSEO対策も有効
以前までは記事の投稿によるSEO対策が、集客力に直結をしていました。
しかし現代では、多くの人がSNSを利用したり、動画を見るようになっています。
SNSや動画に要する時間は、1日の中でも多い人がほとんどです。
皆さんも、TwitterやFacebook、Instagramの投稿や、YouTube動画を意味もなく眺めてしまうことがあるのではないでしょうか?
このような時代背景とともに、SNSや動画からの集客は非常に有効になっています。
オウンドメディアを制作した場合には、SNSや動画を一緒に制作できると理想的な可能性も高いです。
オウンドメディアの制作をゼロからお手伝いします
制作の流れを見て、「自分でもできそうだ」と感じましたか?
あるいは、「難しいし時間もかかりそうだから面倒」だと感じましたか?
この記事を執筆している筆者自身も、多くのオウンドメディア制作案件を引き受けてきたWEBデザイナーです。
お客様によって、ある程度は自分でできたという人と、失敗をしたくないから最初から依頼をしたいという人がいらっしゃいます。
- オウンドメディアの企画、構成
- 全体のデザインイメージ
- 制作に必要な見積もり
- コンテンツ内に必要な動画の制作
- SEO対策
- 今後の運用に関するご提案
など、オウンドメディアの制作における手順を一貫してカバーし、ご希望に沿うご対応をさせて頂いております。
不安に感じている点や苦手意識のある部分などがあれば、必要な対処法や部分的なお手伝いに関してご案内もさせて頂くことが可能です。
今までの実務によりつちかってきた知識を活かして、全力でサポートさせて頂きたいと思っておりますので、お気軽にご相談下さいませ。