【自作する人向け】WordPressオウンドメディアの作り方!必須SEO対策も解説

【自作する人向け】WordPressオウンドメディアの作り方!必須SEO対策も解説

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WordPressでオウンドメディアを立ち上げる!と決めたものの、何をすれば良いのかわからないという人に向けて記事を書いています。

今では持っていない企業の方が珍しいほどのオウンドメディア。
個人単位でも制作し、運営する人が増えています。
オウンドメディアを自社・個人制作をする場合、一番使いやすいのはWordPressです。
ベースが整っているため、深い部分にこだわらなければ自作でもじゅうぶんな内容のオウンドメディアが制作できるはずです。

この記事ではプロのWEBプログラマーとして働く筆者が、オウンドメディアを自作する人が設定しておくべき内部の設定・作り方について詳しくご紹介します。

WordPressオウンドメディアの作り方!重要なのは内部のSEO対策

そもそも、オウンドメディアを制作する目的は何でしょうか?

  • 商品販売をしたい
  • 認知度を上げたい
  • 人材確保をしたい

様々な理由があるとは思いますが、どれも「オウンドメディアを作成しておく」だけでは目標達成することが難しいです。
オウンドメディア運用における目的を達成するためには、SEO対策部分に力を入れておく必要があります。

✔SEO対策とは?

SEO対策とは、検索エンジンからユーザーの確保をすることを意味します。
「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンを使って検索をする人をユーザーとして絞り込み、検索をすることでホームページ(オウンドメディア)を見つけ出します。

✔ホームページの内部にもSEO対策を施す

「SEO」と言うと多くの場合に、ホームページに投稿する記事へのSEO対策を意味します。
しかし、この記事ではオウンドメディアを立ち上げる際にあらかじめ設定しておくべき「内部」のSEO対策に焦点を当ててお伝えしていきます。
記事の執筆時に必要なSEO対策については別記事で詳しくご紹介しています。
あわせてご一読頂くとより徹底的なSEO対策に繋がるはずです。>>

WordPressオウンドメディアの作り方!必須SEO対策を解説

オウンドメディアを作成するだけでは、海に浮かぶ孤島のように、誰にも認知をされず、人目につくこともありません。
SEO対策をしっかりと施すことにより、オウンドメディアとしての目的を果たすと言っても過言ではありません。
更に、一度SEO対策を施したからと言って、放置をしてしまっては無意味になってしまうことも頭に入れておきましょう。
SEO対策は、施すだけでなく継続をして手がけることが重要です。

✔SEO対策には時間と費用がかかる

継続をしてSEO対策をしていくためには、時間がかかります。
副業や趣味としてオウンドメディアを立ち上げようと考えている人にとっては問題ではないかもしれませんが、企業として運営していくためには人件費などの費用として重なっていきます。
この点を考慮した上で、初めからプロの業者に制作・運営依頼をしてしまうのも手です。

今回は、プロへの外注をしないで自作をしていく人に向けて、SEO内部構造の基礎をご紹介していきます。
今までホームページ制作を経験したことがない人にとっては、新しい単語ばかりで少し複雑かもしれませんが、初心者の方にもわかりやすいように説明をしていきます。

オウンドメディアをSEOに強くする!内部構成の作り方

それでは早速、最大限のユーザーを確保するためのSEO対策についてご紹介していきます。
主に対策していく必要がある内容は以下です。

  • クローラビリティを最適化する
  • スマホへの対応をする
  • 常時SSL化

知らない単語があっても大丈夫です。
順番に解説をしていきます。

オウンドメディア内部のSEO対策①:クローラビリティを最適化する

クローラビリティを最適化する、とはつまり、「クローラーがサイト内を周りやすいようにする」ということです。
クローラーとはGoogleなどの検索エンジンが情報収拾をするためにサイトを巡らせるシステムのことで、クローラーがコンテンツの質を判断します。クローラーが周りにこない場合、そもそもGoogleにサイトや記事の認識をしてもらえないことになります。
いつクローラーがまわっているのかは自分で判断することが難しく、常にオウンドメディアを最高な状況にしておくことが大切です。
特に下記のことに気をつけておきます。

  1. XMLサイトマップを送信する
  2. パンくずリストを作成する
  3. 表示速度をあげる

✔XMLサイトマップを送信する

検索エンジンに向けてサイトの構造を伝えることを意味します。XMLサイトマップはGoogle Search Consoleというウェブサイトの状況を可視化するためのWEBサービスを利用して登録します。
サイトマップ登録をした後は、記事を投稿するたびにサイトマップに送信をする必要があります。
こうすることで、検索エンジンにサイトや記事を認識され、クローラーに訪れてもらいやすくなります。
WordPressには「Google XML Sitemaps」と呼ばれるプラグインが用意されているので、インストールをしておくことでXMLサイトマップを設定することが可能です。導入しておくと便利です。

✔パンくずリストを作成する

パンくずリストとは、現在ユーザーがどのページにいるのかをわかりやすく表示するリストのことを意味します。
みなさんも、ホームページやブログなどのサイトを閲覧しているときに
「ホーム>WEB制作>この記事」などの表記が記事上あるいは下部分などに表示されているのを見たことがあると思います。これがパンくずリストです。
これを設置することで、ユーザーが興味のある他の記事へ、共通のカテゴリーをもとにホームページ内を内部閲覧して周りやすくなります。
この結果、滞在時間の向上、回遊率のアップ、直帰率の低下など、SEO対策として有効な結果を生み出すことが可能になります。

✔表示速度を上げる

みなさんは、開こうとしたページがなかなか表示されず、待つのが嫌になって他のページをクリックしてしまった経験はありませんか?
Googleではこれを踏まえて、ページの表示速度が速いサイトを優先的に「優秀なサイト」であると判断するようになっています。
優秀なサイトは、ユーザーが検索をしたときに検索結果の上位に上がって来やすいためクリック率が上がり、サイトへ訪れてくれる人が増えるといった流れが生まれます。
集客につながる重要な部分なので、表示速度をあげるための対策をしておく必要があります。
Googleが提供している「Pagespeed Insights」は、ページのURLを入力することでページの表示速度をパーセンテージでスコア化してくれます。
また、改善点も指摘してもらうことができるので、具体的に表示速度アップの対策をすることができます。

オウンドメディア内部のSEO対策②: スマホへの対応をする

現代においてホームページを利用する人のほとんどが、スマホでの閲覧をしています。2015年以降、スマホでの閲覧利用者の数は全体の50%以上になりました。
モバイルへの対応である「レスポンシブデザイン」を取り入れていないホームページは、それだけでGoogleからの評価が下がってしまいます。
HTMLコードでの対応をすることで対策が可能なため、難しいことは考えずレスポンシブ対策をするのはマストだと思ってオウンドメディアを制作していきましょう。

オウンドメディア内部のSEO対策③: 常時SSL化

検索エンジンを利用していると、httpで始まるサイトと、httpsで始まるサイトが存在していることに気がついた人も多いと思います。
このhttpは通信が「暗号化されていない」こと、httpsは「暗号化されている」ことを意味し、暗号化されていないサイトを利用することで個人情報が盗まれるなどの危険があることを意味しています。
SSL化とはつまり、httpをhttpsに変更することをさします。
もしhttps化をしていない場合、サイトを表示しようとクリックをすると「このサイトは安全ではありません」といった表示が出て来てしまうことがあります。
これではユーザーに恐怖感を与え、サイトを訪れてくれる人が減ってしまうことが予想されます。
これによりGoogleは2014年以降、https化されたサイトを検索順位の基準にすることを決めています。
オウンドメディアがある程度大きくなってしまった後に変更をする場合には、余計に面倒な手間がかかることが多いです。
簡単に変更が可能なので、オウンドメディアの開設時にしっかりと変更をしておきましょう。

オウンドメディア内部のSEO対策ができた後にすること

サイト内部のSEO対策が完了したら、この後は更新型のSEO対策にうつります。
やるべきことは以下です。

  1. 記事を投稿/編集し続ける
  2. 内部リンクを集約する
  3. 被リンク対策をする
  4. 動画対策をする

それぞれ説明します。

オウンドメディア立ち上げ後のSEO対策①:記事を投稿/編集し続ける

記事は1度投稿したら終わりではありません。
いくら良い記事でも、時間が過ぎれば古い記事として読まれなくなっていきます。
また、時代の流れにより情報が新しくなり、古い情報としてGoogleにも評価がされなくなっていきます。
投稿をした記事は必要に応じて情報を最新のものに更新し続ける必要があります。
また、常に新しい情報を発信し続け、アクティブに集客化を見込んでいくことでSEO対策を強化し続けることができるのです。
現代では次から次へと質の良いオウンドメディアを生み出し、質の高い記事を世間に出すことで評価を得ている企業や個人が進出しています。
遅れを取らないように、常に最先端で情報を発信し続けることが重要です。

✔キーワード選定は必須

オウンドメディアに重要なキーワードに向けて記事を投稿していくのは非常に重要です。
関係のないことをなんでも投稿しておく雑記ブログなどでない限り、運営しているオウンドメディアの内容に沿うキーワードを選んで記事を投稿します。
Google Search Consoleでは、検索クエリを可視化することが可能です。
検索クエリとは、実際にその記事へたどり着いた人が、どんなキーワードを使って記事を見つけたのかがわかります。
検索クエリを見直し、欠けているキーワードで流入しているのであれば記事を編集していきましょう。
より効果的に記事へ流入するユーザーを集めることができるはずです。

オウンドメディア立ち上げ後のSEO対策②:内部リンクを集約する

キーワード流入には難易度が高いキーワードと、比較的低いキーワードが存在します。
キーワード流入の難易度が高いキーワードとは、検索ボリュームが高い1つのキーワードなどがあげられます。
例えば、「WEB制作」などです。
このような難易度の高いキーワードでの流入を図るには、サイト全体がSEO最適化されていることで、ドメイン自体のパワーが強い必要性なども出てくるため、記事単体でどうこうできる話しではありません。

それでは、ドメインパワーの強いサイトにどうやって対抗をしていくか、というと、難易度の低いキーワードを使った記事での流入を狙います。
このような難易度の低いキーワードによる記事をベースに多く作り、その上にメインの記事を繋げるような構造で内部リンクをまとめていくことは、SEO上効力を発揮します。
こうした構造ができていくことにより、Google自体にも高評価を与えてもらいやすく、ドメインパワーの向上にも繋がります。
ある程度記事の投稿をしていく必要があるため、時間はかかってしまいますが、しっかりと難易度の低い記事も用意して、内部リンクの集約をしていきましょう。

オウンドメディア立ち上げ後のSEO対策③:被リンク対策をする

被リンクとは、外部記事に自分のURL先を貼ってもらうことを意味します。
他のサイトにリンクが貼られていることにより「引用するほど良い記事である」とGoogleが判断をするため、検索順位が上がりやすくなります。
また、ドメインとしての力も上がりやすくなるため、被リンク対策をすることは非常に重要なポイントになります。

被リンクを獲得するためには、まとめ記事や詳細を詳しく書いた解説記事などが引用元にしてもらえる傾向があるため有効です。
また、セミナーを開くなどコミュニティーを広げることで、URLを記載してもらえる可能性も上がります。

オウンドメディア立ち上げ後のSEO対策④:動画対策をする

検索結果として動画が上位表示されやすくなっている傾向があると気づいた人も多いはずです。
コンテンツ次第では、動画を有効活用することで検索流入元として、より効率的にユーザーを集客することができます。
YouTubeを運営しているのがGoogleということも踏まえた上で、動画を活用していくのはメリットが大きくなっていくことが予想できます。

WordPressでオウンドメディアを自作!必須SEOは取り入れよう

今回の記事ではWordPressを使ってオウンドメディアを自作する方法をお伝えしてきました。
専門用語も多かったため「難しそう」と感じてしまった人もいるとは思いますが、取り掛かってみると案外できてしまいます。
とは言え、プロ目線でチェックができるわけではないと思います。
筆者自身、多くのオウンドメディア制作/編集に携わってまいりましたが、SEO対策は非常に力を入れさせて頂いている部分です。
是非この機会に、ご自身のオウンドメディアを見直してみてはいかがでしょうか?
疑問点や不安な点がございましたら、筆者までお気軽にご相談下さいませ。