オウンドメディアとSNS集客の相性が良い理由とは?活用のポイント解説

オウンドメディアとSNS集客の相性が良い理由とは?活用のポイント解説

2021年2月18日
ブログ

今までのオウンドメディアは、SEO強化やリスティング広告を中心に集客をすることが主な方法でした。これらはSEM(検索エンジンマーケティング)と呼ばれ、今でもオウンドメディアの主な集客源として利用している運営者は圧倒的に多いです。

しかし現在では、SNSを用いたオウンドメディアの活用方法にも注目が集まり始めました。

これは、以前までの検索方法が主に検索エンジン(GoogleやYahoo!など)によるものだったのに比べて、最近ではSNSによる口コミや感想をもとに商品やサービスを選ぶパターンが増えてきたという時代背景が、原因の一つとしてあげられます。

まだSNS集客に力を入れていないという場合、貴重な収益化チャンスを逃している可能性が高いです。

この記事でわかること
・オウンドメディアとSNS集客の違い
・それぞれの特徴を活かした集客方法
・両者の具体的な発信すべきポイント
・オウンドメディアとSNSの上手な組み合わせ方

この記事ではSNSとオウンドメディアをあわせて集客力を上げ、「結果的に収益を上げること」を目的としている人の役に立つ情報をまとめてご紹介します。

SNSを使うオウンドメディアの強化!活用ポイントをおさえよう

SNSとオウンドメディアの集客方法の違いとは?リーチ方法が違う

まずは、SNSとオウンドメディアを利用した集客方法の特徴からおさえていきましょう。

結論からお伝えすると、両者の違いはユーザー(客層)への「リーチの方法」です。

オウンドメディアの集客方法と客層

まずオウンドメディアの場合、集客方法はSEOが中心になります。

SEOでの集客方法は、検索エンジンを使って調べ物をしている人に向けて記事やウェブサイトを作成しておくことです。検索をした人に見つけてもらうことを見込んで仕込みを行います。

つまり、ターゲット層は独自のオウンドメディアに対して少なからず「興味のある人」が「知りたい」という気持ちを持って、検索するという「行動」をしている人たちであることがわかります。

意図的に調べ物をする「能動的」なアクションからの集客とはつまり、「その企業を指名検索する」あるいは「関連キーワードで調べ物をしたときに見つけた記事」からの導入が見込みやすいということです。

これは逆に、「検索をしない」層の目に届く可能性は低くなります。

SNSの集客方法と客層

一方でSNSを使った集客の場合、オウンドメディアでの集客と比較して「受動的」な集客ができます。理由は、SNSでの集客の特徴としてあげられる「拡散力」という強みです。

まずはこの拡散力について説明します。

SNSの拡散力とは?2種類存在する

現代では、SNSと言ってもTwitter、Instagram、Facebook、TicTok、YouTubeなど様々な種類が世間に出回っています。

それぞれ、ご自身の販売したいサービス次第で、最適なSNSを選択して使うことになります。

これらSNSの共有点として集客に効果的なのが、拡散力になります。

この場合の「拡散力」は、大きく分けて2種類が存在します。

1つめは、ユーザーたちのシェアによる拡散。

2つめは、広告を打って露出度をあげる拡散です。

ユーザーのシェアによる拡散とは?

例えばTwitterの場合、リツイートや引用リツイート機能を使って、口コミで情報がまわっていくことが多いです。

また、多くの「イイネ」ボタンを押されることで、ツイートが他人の目に触れやすくなるような仕組みも備わっています。

このように、ユーザーどうしが評価をすることにより、情報が勝手にまわっていき、口コミとして認知度を上げていきます。

広告を打って露出度をあげる方法による拡散とは?

オウンドメディアはユーザー層が、意図的に調べる「能動的」な方法による集客を得意にする、と上記でお伝えしてきました。

一方でSNSからの集客では、「受動的」なユーザー層への集客が可能になります。

これはオウンドメディアの記事SEOにおける、リスティング広告と似ています。

リスティング広告とは、特定のキーワードで検索をした人たちの目につくように、お金を払って記事などの情報を上位に表示させることです。これにより、強制的にユーザーの目につかせることができるため、クリック率を上げる(記事が読まれる回数を上げる)方法です。

どうしても集客をしたいキーワードの強豪サイトが強く、良い記事を書いても上位表示されない場合に広告を払うことで上位表示をさせるなどの場合に用いる方法です。

SNSの広告は、該当SNSにユーザーの興味に近い広告を挟む方法です。

これはSNSユーザーそれぞれの「需要」を見極めて、興味が近いユーザーの画面に表示をさせる方法をとることができます。

例えばゴルフ用品についてよく調べている人のInstagramには、ゴルフに関する広告がフィードに流れてくるように設定されています。

皆さんも今まで使っているSNSに、なぜか興味のある広告が流れてきて気になった経験はありませんか?

これは、InstagramやGoogleなどのメディア側が自動的にユーザー需要の情報を集めているからこそ可能になる手段です。

SNSは受動的な人への認知度を上げられるのが特徴

このように、情報を目にするユーザーは必ずしも「調べている」段階である必要はありません。

他のユーザーから勝手にまわってくる情報や、興味のある分野の広告としてフィードに流れてくる情報から知名度を上げ、購買意欲さえも上げられる可能性もあるのがSNS集客の特徴です。

人は基本的に「面倒なことはしたくない」ものなので、勝手にフィードに流れてきたものに関しては気軽に手にとって、眺められるという利点があります。

つまり、「検索をしていない」人もターゲット層に入れられるということです。

オウンドメディアへの流入対策!SNSの強化方法

SNSからの集客イメージは基本的に、SNS上で興味を持ったユーザーを購入するための窓口に連れて行く、という流れになることが多いです。

一部の「SNSから直接商品へ繋げられるパターン(例えば有料noteの販売など)」を除くと、多くの人がユーザーをSNSからLP(ランディングページ)つまり商品の内容が一覧できるサイトへ流入させた後、より多くの情報を与えてから購入に繋げることになるはずです。

こういった場合に、「オウンドメディア×SNS」の掛け合わせが大きな収入を生んでくれる可能性に繋がります。

この「オウンドメディア×SNS」の効果を最大限に発揮するために、オウンドメディアとSNS集客の使い分け方、違いを説明します。

SNSの強化方法①:オウンドメディアとSNSの情報は別途で用意

オウンドメディアとSNSでは、ユーザーに求められている情報が違います。

具体的に説明します。

オウンドメディアに求められている情報の特徴

︎オウンドメディアは基本的に、「求めている情報が完璧に見つかるメディア」を目指して構築していきます。

ユーザーがオウンドメディアに訪れることにより求めていることは下記の通りです。

  • 信頼できる情報
  • 運営している会社の情報
  • 信頼できるかどうかの判断情報
  • 徹底的な商品やサービスの詳細
  • 詳しい価格設定
  • 商品購入への安心できる導入口

つまり、ユーザーが求めているのは「信頼」と「安心」のあるメディアです。

商品を紹介している他のどんなメディアから購入するよりも、運営しているオウンドメディア、つまり公式サイトから安心して購入したいと感じる客層も多いです。

オウンドメディアにたどり着いた人は、そこにある情報をじっくりと吟味して、購入するかどうかを決めます。判断材料となるためには、おちゃらけたイメージのオウンドメディアを作っていては逆効果です。可能な限りデーターや研究結果などの「透明性」や「公平性」を「真面目」に備えることで、ユーザーからの信頼をより勝ち取りやすくなります。

そこにオリジナル性があることで、より魅力的に移り「購入」への導線となる作り方ができるのが、オウンドメディアです。

SNSに求められている情報の特徴

上記にてオウンドメディアで求められている情報について、理解して頂けたと思います。

それでは、SNSも同じような方法で集客をすれば良いのでしょうか?

実際には、オウンドメディアでの更新情報をひたすら告知するだけの使い方では、興味をひくことは難しいと言えます。

なぜなら、SNSのユーザーに求められている情報は、オウンドメディアのものとは違うからです。

SNSのユーザーが求めている情報の特徴は以下の通りです。

  • 自分の興味に近い情報
  • 共感できるような情報
  • 今をより良くしてくれるサービス情報
  • 興味関心を引く情報

オウンドメディアのユーザーが求めている情報が「正確性」や「信頼性」だったことに対し、SNSの場合には「興味」や「共感」を引く情報が求められています。

ただし、SNSで流れてくる情報は「見逃されてしまいやすい」という欠点についても理解し、事前に対策をしておくことが求められます。

SNSには常に多くの情報が流れてきています。ユーザーはそれを楽しんでいるからこそ、一つひとつの情報が「他の情報に埋まってしまいやすい」のです。

このような場合の対策として、フィードに流れてきたときに、興味を持ってもらえるような内容(コンテンツ)にしておくことが重要です。

SNSの強化方法②:買いたい意欲の動機づけが大切

バブル崩壊以降、着々と「ものが売れにくくなっている」と肌で感じている人は多いと思います。

近年では、オウンドメディアを「用意」しておくだけでは、「買いたい!」という人の心境にまで触れられないことが多いです。

オウンドメディアはそもそも、ある程度購入意欲を持って訪れたユーザーに対して背中を押す役目として力を発揮しやすいですが、購入意欲を持ってきていない「ブラウジング」が目的の人の「購入意欲」を掻き立てる力は弱いです。

一方でSNSでは、実際に商品やサービスを使った人たちの口コミや、様子をより現実的(リアル)に広めることができます。

これは人の持つ「その商品・サービスを使った後の自分」をよりクリアに想像しやすいことにより「欲しい・試したい」という「買いたい意欲の動機づけ」ができる、という心理に基づくものです。

人はおすすめされたものより「自分で選んだもの」を使いたい

上記心理と同様に、マーケティング上で無視ができない人間の心理のひとつとして「人はおすすめされても買いたくならない」ことを覚えておきましょう。

これはつまり、オウンドメディアで商品を紹介・おすすめされても、気持ちに届きにくい可能性に繋がります。

一方SNSで他人が評価をしている場合、販売主からの直接的なおすすめではなく「他人の評価」を自分で判断し、「自分で選んで購入」しているという心理に近づきやすくなります。

SNSとオウンドメディアを活用する際には、ぜひこのテクニックを利用してみて下さい。

オウンドメディアのSEO×SNSが最強!効率的な流れとは?

ここまでオウンドメディアのSEOとSNSによる集客の特徴についてお伝えしてきました。

両者は「どちらか」ではなく、「両方」に力を入れることで最大限に力を発揮すると言えます。

どちらかが劣っていると非常に損をする時代の流れが明らかです。

つまり「オウンドメディアSEO×SNS」を使いこなすことが、現代のメディア集客には必須と言えます。

「オウンドメディアSEO×SNS」に手が回らない場合の解決方法

もちろん「両方に手が回らない!」という場合には、どちらか一つからせめていくのも手です。

両方に手を出して、両方中途半端にしてしまうよりはおすすめをしています。

その場合の優先順位として私がおすすめしているのは、「まずオウンドメディアを作ること」です。

理由はシンプルで、SNSで集客をしても「購入する方法がなければ購入には繋がらない」という当然の結論です。

オウンドメディア=LPになる

オウンドメディアを直接購入できる窓口にすることが、一般的な収益化方法です。

特に自社製品・サービスを扱っている婆には、LP(ランディングページ)として、情報と購入窓口を混在させることも可能です。

つまり、SNSから流されてきたユーザーを、LPでしっかりとキャッチし、着実に購入へ流すためのメディアとして有効活用することが効果的だと言えます。

オウンドメディアSEOSNS活用の相性は抜群!相談にも対応します

この記事ではオウンドメディアとSNSを使った集客の方法をお伝えしてきました。他の記事ではあわせて、オウンドメディアのSEO対策について詳しくご紹介しています。>>

オウンドメディアでの集客を最大限に収入につなげるために重要なのは、SEOとSNSのバランスを取りながら強化することです。

とは言え、経験があっても難しいのがオウンドメディアの運営です。

「具体的に自分のオウンドメディアをどうするべきかがわからない」という方に向けてWEBコンサルティンングもお引き受けしています。 疑問点や不安な点がある方は、お気軽にお声掛け下さい。