ホームページにきれいなデザインって重要なの?プロがデザインの必要性を考える

ホームページにきれいなデザインって重要なの?プロがデザインの必要性を考える

2021年1月29日
ブログ

こんにちは。WEBデザイナー&WEBマーケッターの畑中です。


現在多くの方にホームページ制作のご依頼をいただいており、本当に感謝しております。
お仕事の依頼を頂くにあたり、デザインについて質問を頂くことも多いです。


この記事では、今までお客様のホームページのデザインを承ってきたなかでよく頂いた質問「ホームページにかっこいい/きれいなデザインって本当に必要なの?」に、私の経験を通してお答えできればと思います。

結論からいうと”きれいな”ホームページは必ず必要ではないです。

▼この記事でお伝えすること
・ ホームページにきれい・かっこいいデザインが必要か?
・ ホームページデザイン作成時に重要なポイント
・ デザインでお客様にポイントを伝える方法
・ ホームページデザインをする際の注意点

これからホームページを作りたいという方や、今持っているホームページデザインを変更したい、という方の役に立つ記事になっています。

デザインはあくまで、「情報を伝えるための手法」です。つまり、デザインが目的になってはいけません。
それでは「情報を伝えるための手法」とは、一体何を意味するのでしょうか?

例えば、町にある年季の入った電気屋さんのホームページが、ものすごくきれいで、かっこいいデザインだった場合を想像してください。おそらく多くの人が「イメージと全然違う」と感じ、かえって混乱してしまいます。
ここで重要になるデザインは、「町の電気屋さんの強みが伝わるデザイン」です。

街の電気屋さんの強みと言えば、例えば「誠意を持って一人ひとりのお客様に対応できる」ことだとします。
これを表現することが、WEBデザインのテクニックです。


大げさにいってしまえば、それさえ伝えられるなら、どんなデザインでもいいんです。
「きれいな/かっこいいデザイン」にこだわる必要はありません。


ここからは、ホームページデザインのポイントについて詳しくお伝えしていきます。

ホームページで「伝わるデザイン」どのように作ればいいの?

上記では、「強みが伝わるデザイン」が大切だとお伝えしました。
では一体、私たちプロのWEBデザイナーはどのように伝わるデザインを作り出していると思いますか?


答えは「お客様に徹底的にヒアリングする」ことです。


ヒアリングでは、常にお客様の「満足」を得るためのイメージについて深く言及します。

「満足」されるホームページ作成に必要なものとは?

デザイナーとして働いていると、数ある案件を経験する中で「最先端の知識」や、「より効率的な情報」を持てるようになっていきます。

しかし、お客様はそれぞれの「イメージ」を持ってご相談にいらっしゃる場合が多いです。
ここでヒアリングを怠った場合に生じるのが「イメージのずれ」です。

デザイナーにとって「最高」だと思うイメージでホームページを作成してしまうと、お客様にとっては不満の残る出来上がりになってしまう原因になります。

ヒアリングの段階でお客様のイメージを把握し、その上で意見を交換することで、100%満足して頂けるようなデザインを作り上げることができるのです。

ヒアリングで特に重要なポイント

ここで、必ず明確にしている重要なポイントについてご紹介します。

サイト制作の目的

何を目的にサイト制作をしたいのかを明確にします。
こうやって聞いていると「当たり前でしょ」と思われてしまいそうですが、案外この部分を明確に伝えてもらえないケースがあります。

この「サイト制作の目的」次第で作成する必要のあるサイトの形が変わります。
例えば「コーポレートサイト」「ECサイト」「商品紹介のサイト」など、大枠自体が大きく違うデザインに分かれていきます。

ターゲットは誰なのか?

例えば、男性・女性・ママ層・若者・など、ターゲット層を大きく分けても選ぶべきデザインが違います。

20代女性がターゲットのホームページには、淡い色でカラー味のある、ポップなデザインが印象的で、使いやすいと感じてもらえるかもしれません。

一方で30代男性をターゲットにした商品販売ホームページに、ピンクで可愛いらしい文字を使ったポップなホームページを作ってしまえば違和感があると思います。

例は極端ではありますが、ホームページの全体像や、使いやすさを重視する上で重要なポイントです。

誰にでもウケるデザインが良いのでは?

ターゲット層、と言うと「より多くの人にホームページを使ってもらいたいし、ターゲット層は絞らない方が良いのでは?」との声を頂くことがあります。

これは反対に「誰にもピンとこない」ホームページが出来上がってしまうのでおすすめしません。

誰に向けて作っているのかはっきりしていないホームページは、「中途半端」なイメージをユーザーに持たせてしまうため印象に残りづらく、ファンを作りにくいものになってしまいます。

会社の強み

ホームページに訪れた人の目にまず入っていくのは、「ホームページ全体の雰囲気」です。企業価値・製品の魅力・経営者の想いをしっかりと伝えるためには、それぞれにあう方法で表現していく必要があります。

会社の強みを事前にしっかりとヒアリングし、どのように伝えていきたいのかイメージのすり合わせをしっかりとしていくことで、全体のイメージもつかみやすくなります。

強みがあやふやな場合、どこにでもありそうなインパクトの欠けるホームページが出来上がってしまう原因になるので非常に重要です。

ホームページを作る目的とは?デザインの必要性

どの企業も1つはホームページを持っていることが当然のようになっている現代、独創性がないホームページはその他複数に消えていってしまいます。

皆さんも、ド派手でインパクトのあるサイトに「なんだこれ!」と驚いたことがあるのではないでしょうか?
このようなサイトは印象に残るため、再訪問の確率が上がります。

とは言え、インパクトがあるホームページが必ず使いやすいとは限りません。

実際に、そのサイトの使いにくさやデザインの悪さを理由に購入をしなくなるユーザーも珍しくありません。
このような「ユーザーにとって使いにくい」サイトは、「自社目線」が強いほど起こりやすいので注意が必要です。

忘れてはいけないホームページの目的:お客様のため

ここまで読んでお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、ホームページは「お客様の役に立つこと」が目的で作られているからこそ、長く愛され続けていきます。

ホームページを自社のアピールのために作成している、という考え方も、もちろん間違いではありません。
しかし、その先にいる「お客様が利用する」からこそ、ホームページを作成する意味があることを忘れてしまうと、本末転倒です。

これはウェブデザイナーとしてお客様と一緒にデザインを組み立てていく上で、常に意識しているポイントです。

ホームページデザインをするときの注意事項!

「インパクトのあるデザインを作りたい!」「きれいでかっこいいホームページにしたい!」を優先してしまうばかりで、ホームページとして不十分なデザインになってしまうことがあります。

特に企業や個人の方が「自分のサイト」を作るときにやってしまいがちな注意点についても触れておこうと思います。

お客様目線になれていますか?

必ず「その商品/サービスを購入することで、お客様にはどんなメリットがありますか?」という質問の答えを、ホームページに用意するようにします。

「商品を買ってほしい!」「このサービスはこんなにすごいんだ!」という内容を強調したい気持ちはわかります。

特に上記のヒアリング事項の「会社の強み」を前に押し出したいと思っている場合こそ、ホームページのデザインにバーン!と入れたくなってしまうんだと思います。

しかし、それではただの「自慢を並べただけのホームページ」が出来上がってしまうのです。特に「できること」だけを並べたホームページを作ってしまう素人は多くいます。

おすすめされても人の心は動かない

「こんなサービスをやっています!」「こんな商品を提供できます!」「こんな要素があるので是非!」という売り文句は、消費者の心に届きにくいです。

これには、人はおすすめされたものを使いたいとは思わないという心理が関係しています。

だからこそホームページデザインでは、「その商品/サービスを利用した後の未来」を見てもらえるように作り込み、「自分で決断して選んでもらえる」ように作りこむ必要があるのです。

競合他社と比べてその製品を使ってもらえる理由は抜けていませんか?

自分の中では素晴らしいと感じている商品でも、ユーザーからみると「優れている」とは思ってもらえないかもしれません。

あくまでもそのホームページに訪れる人は「製品/サービスについて何も知らない素人」であることを念頭におき、初心者でもわかるように表記がされている必要があります。

具体的にどの他社と比べて優れているのかを明記する必要はありませんが、なぜ選ばれるべきなのかについては組み込んでおくと効果的です。

自社が選ばれる理由を明確にすることでデザインも明確になる

曖昧に「良さ」をみせようとしていると、ホームページを訪れたユーザーにも伝わってしまうものです。

思っているよりも、ホームページからユーザーを購入に繋げるのは、簡単ではありません。皆さんも、「他社と比べてどこが良いかはちょっとわかんないけど、ウチの製品良いはずだから買ってよ!」と言われても、購入するのはこわいと感じるはずです。

これも結局は、「お客様目線」になれているのかがポイントになるのです。

競合他社の戦略について調べてみましたか?

「きれいなデザインのホームページを作りたい!」と漠然と考えている場合に多いのが、競合他社のホームページをしっかり確認せずに、独自のアイデアを信じて進んでしまうパターンです。

例えば、ホームページのテーマになるキーワード(不動産会社なら「不動産 仲介」、東京にあるヨガ教室なら「ヨガ 教室 東京」など)を検索し、競合になるサイトをしっかりと眺めてみてください。

市場調査は、非常に重要な過程の一つです。

独創性がある=良いホームページではない

「他と被らないサイトが良い!」と考える気持ちはわかるのですが、独特すぎることでユーザーにとって「使いづらい」と感じられては意味がありません。

特に検索をして上位に出てくるホームページは、SEO対策をしっかりとしていて、商品が売れている実績のある場合が多いです。

訪問する人が多いホームページを参考にして、「どこが使いやすいのか」「どのように魅せているのか」「自分ならどうしたいのか」など具体的に考えてみましょう。

多くの場合に、自分のホームページに足りていない内容や、参考になるデザインの方法などが見つかります。

かっこいいデザインの必要はない!重要なのは他者目線

この記事では一貫して「かっこいいデザイン」である必要性はないことをお伝えできたと思います。
一方で、大切なのは「他者目線で使いやすい」デザインであることです。また、インパクトのあるデザインが、必ずしも「使いやすいデザイン」として確立しないこともお伝えしてきました。

とは言え、わかっているつもりでも、デザインに時間を使った人ほど気づいたら「自分目線」なデザインになってしまうケースが多いです。

可能であれば、何も知らない第三者にデザインや内容の評価をしてもらうことで、「本当に使いやすいのか」を判断する基準にもなります。

自分でホームページを作成すると決めている方は、ぜひ気をつけてみて下さい。

ホームページデザイン、お手伝いできることはありませんか?

この記事を書いている筆者自身、WEBデザイナーとして多くの現場に携わってきました。その中で、多様なホームページデザインのご相談も受け付けてきています。

2020年以降、コロナの影響を受け、予期していた通りに事業や運営が進んでいないと感じている人は多いです。
こんな時代だからこそ、WEBの力を活用して一人でも多くの経営者や個人事業主の方に、経営活動を再起させるためのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。

もしお手伝いできることがあれば、お力添えをさせて頂けるかもしれません。
ホームページデザインや運営に関してお困りのことがあれば、お気軽にご相談下さい。