最近では多くの企業や個人が、オウンドメディアに注目しています。
いざオウンドメディアを立ち上げよう!と思っても、
- 何から始めれば良いかわからない
- 未経験の自分でも作れるものなの?
- 費用や時間はどれくらい必要なのだろう
- というか、オウンドメディアって何を書けば良いの?
と悩み始めてしまった人も多いはず。
この記事を書いている筆者も、始めこそオウンドメディアの作成に手惑っていました。
しかし、自身のオウンドメディア運営を始め数多くのお客様のオウンドメディアに携わっていく上で、必ず踏まなくてはいけないステップが明確になっていきました。
この記事では、多くのオウンドメディアを設立してきた私が学んだ、オウンドメディアの作り方をステップごとに解説します。
目次
オウンドメディアの作り方!手順をステップごとに解説
とにかくオウンドメディアを作っていこう!ということで、物理的に行動をしたくなってしまう人もいると思いますが、まずは準備です。
オウンドメディアを作るなら、その構想からしっかり練り始めましょう。
プランがあれば、あとはその通りに作っていけば良いだけです。
それでは準備段階から手順をステップごとに解説します。
- オウンドメディアの準備
- サイトの制作
- 集客の対策
- データを分析する
それぞれのポイントを詳しくお伝えしていきます。
オウンドメディアの作り方!準備段階
オウンドメディアはなんでも良いから形があれば良い、というわけではありません。
目的があるからこそ、役立ちます。
オウンドメディアの準備①目的を決める
なぜオウンドメディアを作ろうと思っているのでしょうか?
その目的は、企業によって様々です。
- 認知度を上げるため
- 商品やサービスの購入につなげるため
- 企業のブランディングをするため
- 人材確保・採用をするため
- 新規ユーザーを取得するため
- 既存顧客にアプローチするため
この中に、ピンとくるものがあったのではないでしょうか?
目的があれば、必然的に成果が出やすくなります。
オウンドメディアの準備②大まかな集客方法を決める
オウンドメディアは、作っておくだけでは海に浮かぶ孤島と同じです。
勝手に集客をしてくれるものではないので、人に存在を知らせ、興味を持ってもらわなくては力を最大限に発揮することはできません。
集客ができる方法を組み合わせることで、効率的にユーザーを呼び寄せ、上記で決めた「オウンドメディアの目的」を達成することができるようになります。
オウンドメディアへの集客方法は主に「SNS」か「SEO」の2種類です。
SNSとは例えばTwitterやFacebook、Instagramなどの媒体がよく利用されます。
利用するSNSについては、扱う商品やサービスによって相性が違うため、同業他社などを参考に考えてみると良いです。
SEOとは、検索によりユーザーを呼び込む方法のことです。
GoogleやYahoo!を利用して調べ物をしている人をターゲットにします。
このユーザーたちが抱えている悩みに当てた解決法を記事として執筆し、投稿をすることにより、集客を見込む方法です。
実際に現代では、SNSとSEO療法を重視することが一番効果的な傾向にあります。
どちらか、という選択をする必要はないので、SNSとSEOどちらの集客方法についても、時間のある時に知識をつけておくと良いでしょう。
下記でも詳しく解説をしています。
オウンドメディアの作り方!サイトの制作
オウンドメディアの目的と集客方法まで練れたところで、お待たせしました。
サイトの制作段階に入りましょう。
ここではまず、どのようにサイトを制作するのかを選びましょう。
- 自力で制作する
- 業者に委託する
- 開発者を雇う
それぞれの方法について説明します。
- 自力で制作する
ゼロから自力で制作をする場合、多くの人がWordPressを利用します。
月に数億円を稼ぐプロブロガーも愛用しているWordPressの魅力は、カスタマイズの手軽さです。
無料のテンプレートが数多く用意されているので、特に知識がなくてもオウンドメディアをスタートすることは難しくありません。
個性的なデザインを採用したい場合には、HTMLやCSSといったデザインについて調べるか、プログラミングを学ぶ必要が出てきます。
運営費用は、初期費用がドメインとサーバーの契約代、その後は年に1度のドメイン費用と月に数千円のサーバー費用のみです。
(サーバー代は制作するオウンドメディアのアクセス予想量次第では、高いものを利用する方が良いことがあります)
- 業者に委託する
企業規模でオウンドメディアを作成したい場合には、企業に委託するのがおすすめです。
理由は以下です。
- 未経験で成果が出るオウンドメディアを制作するのは難しい
- サイトデザインやバックエンドのプログラミングが高度
- 知識をつけるための時間に費用をさかなくて良い
費用対効果を考えても、業者に委託してしまう方が効率的になることがほとんどです。
とはいえ、どんな業者でも良いというわけではありません。
業者を選ぶ際に注意するべき点は以下です。
- オウンドメディア作成の実績はじゅうぶんか
- 制作予定の業界での実績はあるか
- 料金に透明度があり論理的か
- 制作者の雰囲気はあいそうか
作成しようとしているオウンドメディアの制作に関わったことがあるのかを確認してみましょう。
また、その実績を見せてもらうことができるとよりイメージがつきやすくなるはずです。
料金は内訳まで明確に表示をしてくれる業者を選ぶことで、安心して依頼ができるだけでなく、今後予期せぬ追加料金を求められるリスクも減ります。
また、オウンドメディアの制作にはコミュニケーションも必要になっていきます。制作者やプロデューサーの雰囲気が気に入らないようなら、満足のいく完成品を期待するのも難しくなるはずです。
- 開発者を雇う
ある程度制作費に余裕のある大企業でまだサイト設計に携わることができる部門がないのであれば、企業に開発者を雇ってしまうのも手です。
開発者を採用する際には、今までの経験や知識はもちろん、やる気まで見ていく必要があるはずです。
長期的に付き合っていくことができる開発者がいれば、より密に良いサイト運営をしていくことも可能になるのが利点だと言えます。
可能であればSEOにも対応できる能力があると理想的ですが、採用となれば一定の予算が必要になるため、今後の運用具合と天秤にかけていくと良いでしょう。
オウンドメディアの作り方!集客の対策
準備の段階で、集客をする方法について、ある程度決めてきたと思います。
それでは、完成したオウンドメディアにユーザーを呼び込むための対策をしていきます。
現代では多くの場合にSNSとSEOどちらも抜かりなく対応することが多いです。
SNSでの集客方法については別記事でご紹介しているので、ご参考にどうぞ。>>
SEOとは?オウンドメディアに記事を仕込もう
SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用して検索しているユーザーを対象にします。
記事を検索して読んでくれた人がお客様になることを見込んで、記事を仕込んでおきます。
特定のキーワードで検索をしたユーザーが自分の記事を見つけてくれるように、「検索エンジン結果に記事を上位表示させること」をSEOと呼んでいます。
どんな記事でも書けば上位表示されるかと言うと、全くそんなことはありません。
オウンドメディアのSEO対策!検索キーワードを決めよう
「検索キーワード」とは、ユーザーが悩みや疑問を持ったときに検索をするキーワードのことです。
皆さんも、「オウンドメディアを作りたいなぁ」と思ったら、「オウンドメディア 作り方」などのキーワードを検索エンジン入れて、検索をしていると思います。
基本的には「検索数の多いキーワード」と「コンバージョン率が高いキーワード」、場合によって「ニッチなキーワード」を選定して選んでいくことになります。
「検索数の多いキーワード」とはその名の通り、そのキーワードで検索をする人が多いキーワードのことです。
「コンバージョン(CVR)の多いキーワード」とは、実際に商品を購入してもらったり、サービスを利用してもらうためのきっかけとなるキーワードです。
「ニッチなキーワード」とは、検索数がそれほど多くなくても一定量検索がされていて、他の人には書けないようなキーワードのことです。
これらは大きく分けて、「集客用の記事」と「制約用の記事」に役割分担することで、着実に成果を上げていくように仕込んでおく必要があります。
✔検索キーワードの選定方法
検索キーワードはどのように選べば良いのかと言うと、Googleの提供しているキーワードプランナーや、関連キーワードツールというサイトを利用して選定することができます。キーワードの検索数や、競合の数について表示をしてくれるサービスです。
どちらも無料で利用することができるので、まずは気になるキーワードを入力してみるのがおすすめです。
自分では「良さそう」だと思ったキーワードも、検索キーワードツールで調べてみると全く検索されていないキーワードだった、ということも多いです。
検索されていないキーワードということは、調べられることもありません。
運営しているオウンドメディアに関連するキーワードで上位を取れると、ダイレクトにユーザーが入ってきやすくなるので強いです。
しかし、人気のキーワードは競合サイトがひしめいている可能性があります。
そのような場合にこそ、しっかりとしたSEO対策が必要になります。
オウンドメディアのSEO対策については別記事で詳しくご紹介しているので、あわせてどうぞ。>>
記事が書けない!ライターを雇うことも可能
文章を書くのが得意じゃない…という場合、ライターを雇うことも可能です。
最近ではクラウドソーシングサービスなどを利用して、フリーランスのライターを簡単に雇えるようになっています。
長期案件、短期案件、どちらも対応してくれる良いライターは多いです。
私からもご案内させて頂いているので、お気兼ねなくご相談下さい。
オウンドメディアの作り方!データを分析する
オウンドメディアを作成し、SNSを連携させ、記事を書いてきました。
そのSNSや記事により、集客はできているでしょうか?
特に記事は、一度発信したからといって役目を果たしているわけではありません。
分析をして、改善を繰り返すことがオウンドメディアの成功の鍵になります。
それでは、記事のデータ分析方法について具体的にお伝えしていきます。
データの分析方法①:Googleアナリティクス
GoogleアナリティクスはGoogleが無料で提供している、アクセス解析のためのツールです。
特に見るべきポイントはPV、滞在時間、直帰率の3点です。
- PVとは?
プレビュー数のことです。つまり、そのページが見られた回数を意味します。
狙ったキーワードで上位を取れていれば、そのサイトを訪れる人も増えるため、プレビュー数も上がります。
- 滞在時間とは?
サイトに訪れた人たちが、どれくらいの間滞在をしているのかを確認します。
滞在時間が長ければ記事がしっかりと読まれていることがわかるため、価値のある記事であるとユーザーが判断していることがわかります。
短い場合には、読みにくい記事になってしまっている可能性があります。
改善点を見つけ出しましょう。
- 直帰率とは?
直帰率とは、1ページを見た後に他のページへ移っていないことを意味します。
記事内に興味をひく別記事を用意しておけば、その記事を読み終わった人が別の記事へと移動して読み続けてくれる可能性が高いです。
直帰率が高い場合、記事の用意が不十分か、興味をそそる記事を準備できていないことが考えられます。
データの分析方法②:サーチコンソール
サーチコンソールでは、どんなキーワードで記事が検索され、読まれているのかがわかります。
狙っていたキーワードではないキーワードで上位表示され読まれている、というパターンは多いです。
「検索クエリ」という部分をチェックして、記事に入れていない内容なら編集をしておくことで、より効率的に上位表示されるはずです。
データの分析方法③:検索順位チェックツール
Windowsユーザーなら「GRC」、Macbookユーザーなら「RankTracker」が有名です。
検索順位チェックツールでは、狙ったキーワードで上位表示をされているかを一覧で確認することができるサービスです。
それぞれ年会費がかかりますが、本気でSEO対策をしたい場合には導入必須です。
オウンドメディアの作り方はわかりましたか?ステップを踏むのがポイント!
オウンドメディアの作り方を、ステップにそってご紹介してきました。
この流れで進めば、オウンドメディアを問題なく制作できるはずです。
おそらくほとんどの人にとって課題となるのは、オウンドメディア自体の制作部分だと思います。
今までウェブの立ち上げやプログラミングに関わってきたことがない人にとって、初めてのことばかりで苦戦してしまうかもしれません。
私自身もプロとして、多くのオウンドメディア立ち上げに携わってきました。
わからないこと、不安なことがあれば、お気軽にお声掛け下さい。