YouTubeを筆頭に、動画や音声サービスへの距離感が縮まっている現代。
最近では街中で5Gが飛ぶなど、より動画の再生がしやすい環境が整い始めています。
個人単位で動画に触れる人が増えるにつれて、企業への動画ニーズも上がっているのが現状です。
このページに訪れて下さった方々はおそらく、既にこの「動画へのニーズ」を感知していることだと思います。
この記事では、プロのWEBデザイナーとして多くの案件に携わってきた私と、動画製作者として活躍している私の相方がひしひしと感じている、動画へのニーズについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
この記事でわかること
・企業ホームページの動画ニーズとは?
・なぜWEBサイトに動画を取り入れるべきか
・動画により期待できる具体的な効果
・どんな動画を制作すべきか
・動画とホームページを組み合わせる際のポイント
結論から申し上げると、企業ホームページに動画の導入は必須です。
まずはその理由から、詳しくご紹介していきます。
目次
ホームページに動画の導入は効果的?その理由とは
なぜ企業ホームページに動画の導入をすることが良いのか。
それは、現代の流れや需要に目を向けると明らかになります。
それでは具体的に、現代の企業ホームページに動画を取り入れるべき理由をあげていきます。
- 動画にしかできない詳細を伝えられる
- 一人一台スマホ時代
- 現代人の活字離れ
それぞれについて詳しくお伝えします。
①動画にしかできない詳細を伝えられる
動画による効果と言えば、何よりも「動画にしか表現できない詳細が伝わる」ことであると言えます。
まず、動画だからこそ効果的に伝えられるものの具体例は下記です。
- 文章では表現できないイメージ
- 写真では伝わらない雰囲気
- 企業に対する親近感
- 理念や想いのリアリティ感
まさにみなさんが今読んで下さっているこの記事から、筆者である私の雰囲気まで読み取ってもらうことはできているでしょうか?
おそらく難しいと思います。
良くも悪くも活字だけでは、雰囲気や独特な特徴まで表現することは難しいです。
②一人一台スマホ時代
今までは動画を観ると言えば、家族全員でリビングにあるテレビを眺めたり、一家に一台のパソコンを開く必要がありました。
しかし最近では、一人一台スマホを持って、好きなときに好きな場所から動画にアクセスできるようになっています。そして、ストリーミングも非常に速く、再生されるまで何十分も待つ必要はもうありません。
今後街中に発信されている5Gの影響で、さらに
③現代人の活字離れ
情報を得ると言えば人づてか本を読む他なかった時代と比べて、現代では動画や音声を使って、目や耳から簡単かつ気軽に情報を得られるようになりました。人はより楽をして情報を得たいと思うものです。
例えば、並んでいる文字を読み取るよりも、動きのある動画の方が興味を持続しやすく、情報も繊細に入ってきやすいと感じます。
みなさんも、開いたページに文字がツラツラと並んでいて「これを読むのは面倒だなぁ」と思ったことはありませんか?
一方で動画があれば、「ひとまず動画を観てみようか」と気軽にアクセスしやすい利点があります。また、そこから得た情報をもとに、添えられている記事の文字を読む方が、内容も頭に入ってきやすいものです。
何でも良いわけじゃない!具体的にはどんな動画を取り入れるべき?
「動画を使えばビジネスチャンスがアップするらしい!」ということで、動画を作ろうと考え始めた方もいると思います。
しかし、ちょっと待ってください。
動画と言っても、どんな動画でも計画なしに作れば良いというわけではありません。
具体的にどのような動画を作るべきなのかを落としこむ前に、まずは動画に期待できる魅力をおさえていきましょう。
- 印象に残る
- 多くの情報を短時間で伝えられる
- 感情に触れる
どれも重要なポイントなので、把握しておきましょう。
動画に期待できる魅力①:印象に残る
テンポの良いCMや、テーマが特殊なCM、つい何が起きているのか目を凝らしてしまうようなCMが印象に残ったことはありませんか?
一方で文章や写真だと、そのときには印象的でもすぐに忘れ去られてしまったり、他の記憶と混合されてしまうと実感している人は多いと思います。動画は、文章の倍記憶に定着しやすいとアメリカの国立訓練研究所が発表しています。
これは、動画が「視覚で印象付けすることに長けている」からです。
このとき、たくさんの説明をする必要はありません。
言葉で説明をするよりも、視覚に訴えかける形で印象づけをすることができます。この、長く記憶に残りやすくなるという仕組みをうまく使っている大企業のCMは多いです。
動画に期待できる魅力②:多くの情報を短時間で伝えられる
動画は、文章や写真と比べて5000倍もの情報量が刻まれていると言います。
上記で「説明をする必要はない」とお伝えしましたが、説明じゃない方法で情報を与えることができるのが動画の魅力です。
文字であれば、詳しい説明をするためにある程度の長文を用意する必要がある場合も多いです。
しかし、動画の場合には一言、あるいは言葉以外の方法で意図を伝えることができる可能性があるのです。
長い文章を読んでもらうよりも、重要なことを印象づけて伝えられるので、効率的かつユーザーにストレスを与えないため、効率的だと言えます。
動画に期待できる魅力③:感情に触れる
文章や写真だけで感情に触れることももちろん可能です。
しかし、企業の宣伝をすることを目的に感情に触れることは、文章や写真では範囲が限られやすく、難易度も高いです。
感情に触れることができた動画は、上記のように記憶に残りやすいという利点が生まれます。
さらに動画は感情に触れることで、拡散されやすいというメリットも期待できます。
動画はSNSとの相性が非常に良く、TwitterやInstagram、Facebookなどで頻繁にシェアされていきます。
ホームページだけでは話題性をうむのが難しくても、動画を組み合わせることでより認知度を上げるためのきっかけにしやすくなります。
どんな動画を制作時するべき?制作時のポイントを流れで解説!
それでは具体的に、ホームページ作成時に意識すべき動画の制作ポイントについて、流れに沿ってお伝えしていきます。
動画製作のポイント①:動画を作成する目的を明確化する
まず動画を作る目的について、言語化できる程度に明確にしておきましょう。
その目的は、企業によって様々です。
- 企業のイメージアップ
- エリアへの集客
- 商品の宣伝
- 人材募集のため
「出来るだけたくさんの内容を詰め込みたい!」と複数の希望を持つ場合もあるかもしれませんが、欲張ってしまうのは逆効果です。
ポイントが定まっていない場合、結局何が伝えたかったのかがわからない、中途半端な動画が出来上がってしまう原因になります。
動画に複数の目的を持たせたい場合には、潔く複数の動画を作ることをおすすめしています。
動画製作のポイント②:ターゲット層を絞る
どんな人に、どんな行動をしてもらいたいから動画を作るのか、ターゲット層をしっかりと絞りましょう。
「万人ウケするような動画にしたい!」と考える方もいらっしゃいますが、これは誰の印象にも残らない動画になってしまう傾向があるためおすすめできません。
ターゲットは女性か男性か、年代は20代か50代か、どんなことに悩んでいる人のどんな悩みを解決できるのか、どんな希望がある人のどんな要望に応えられるのか、しっかりと明確にイメージを作ってから、動画作成に乗り出しましょう。
動画製作のポイント③:予算を決める
まず、動画を自分で制作するのか、プロの制作会社に依頼をするのかによって、予算も変わってきます。
自作をする場合にはカメラや編集ソフト、機材にかかる費用を算出する必要があります。
制作会社等に依頼をする場合には、予算について事前に話しあっておくことで、制作過程でのトラブルを防止することが可能です。
動画の作成には、予期していなかった予算がかかってしまうことも珍しくありません。
相談次第で対応が可能なことがあるのか、上限はいくらなのか、などを曖昧にしておくと、後々問題になりやすいです。
動画製作のポイン④:構想を考える
アニメ式にするのか、ドラマ式(実写)にするのかなど具体的にアイディアを出していきます。
このとき、動画の長さについても決めていきます。
ダラダラと長い動画にしてしまうとユーザーが途中で飽きてしまい、伝えたいことがしっかりと伝わらなくなってしまう原因にもなります。
また、動画がどこに向かっているのか、最終的にユーザーにどう思って欲しいのかなど、ゴールを明確にして進めることは非常に重要です。
動画を作っているうちに、目的がずれてしまいやすいので注意します。
制作会社に依頼をする場合には、この時点で動画制作の大まかな流れを説明されることが多いです。制作に必要な期間など、しっかり確認をしておきましょう。
動画に頼るだけでは逆効果!ホームページの効率的な作成方法とは?
ここまで、現代における動画制作の重要性についてお伝えしてきました。
それでは、良い動画さえ作れてしまえば、ホームページ全体は手を抜いても問題はないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
動画は動画の良さ、ホームページには動画に真似できない良さを引き出して利用していくべきです。
ホームページには動画にできない役目がある
動画の良さは、短時間で重要な内容を表現できることだとお伝えしてきました。
一方でホームページ全体としては、デザインや活字でのアピールがメインになります。
ホームページは、動画のデメリット部分を上手にカバーできるのが強みです。
動画は短時間で完結するとは言え、一通り時間をかけて観なければ内容がわかりません。だからこそ、ポイントをストップしておさえるのは面倒な作業になります。
そこで、ホームページでは「活字」を使って重要部分を書き出して、ユーザーに与える役割を担うことが可能になります。
「動画×ホームページ」は相性が抜群
このように、動画とホームページはお互いの弱いところをカバーしあえる関係にあります。
動画でユーザーの印象付けをし、興味を引かせられたら、ホームページ全体に詳細を準備しておくことで、後押しがされます。
どちらかが特出しているのではなく、両者のバランスを考えて進めるのが理想です。
動画はSNS拡散されるように準備するのがおすすめ
SNSは、拡散されるための場所として有効です。
インパクトのある動画や、感情に触れる動画は、SNSのユーザーが自主的に拡散をしてくれる可能性があります。
このように勝手に知名度がアップし、商品やサービス、企業に興味を持ってくれる人たちが増えます。広告費を払わずに、自動的な広告のように広がっていきます。SNSに拡散されやすいように動画を用意しておくのは一つの策略です。
一方で、印象の悪い動画を作成してしまうことで、悪い評判が広がってしまう危険性についても心得ておきましょう。
動画制作とホームページのバランスは取れていますか?
この記事では、
- 企業ホームページにとって動画がいかに大切なのか
- 今後質の良い動画がいかに大切になっていくのか
- ホームページ全体のバランスの大切さ
について詳しくお伝えしてきました。
これからの時代にビジネスをしていくのであれば、動画はあなどれないツールです。
とは言え、適当な動画を撮ってアップしてしまうと意味がないどころか、悪評がついてしまう可能性もあるため注意が必要です。
動画には、必要な情報をたっぷりと詰め込み、視聴者にストレスがなく、興味を誘える内容が準備されている必要があります。
動画の編集を経験したことがない場合には、難しい課題になってしまうかもしれません。
現在は動画を外注することで、低費用で高品質な動画を制作することも可能な時代です。
私自身も、動画製作担当と一緒にビジネスをしています。
こんな動画を作成しています。>> https://ra-hokuriku.press/
「WEB×動画」を強みにしておりますので、ホームページと動画の作成を一緒に進めたい方、動画とのバランスを考えながらホームページを作り込みたい方は、お気軽にご相談下さい。お客様のビジネスにとって最適なアイディアをご提案させて頂きます。 この記事が、これから動画制作とホームページを盛り上げていこうと考えている方のお役に立てていれば幸いです。